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きっかけは・・・ [海釣り]

6/3 金沢八景 シャクリマダイ
完ボ
いつかはやりたいと思っていたのですが、こんな形で実現するとは思っても見ませんでした。
翌週のまるかつさんの仕立てを控えた今週、先週利島に行った余韻で少々惚けていたのですが・・・
弟子1号からのどっか連れてけ連絡で、悩んでいた所。
金沢八景のウィリーシャクリ発祥の船宿さんでフグが出来る事を知り、いまだ大原でボウズの弟子を鍛える為にフグに決定。
(弟子の名誉の為では無いですが、弟子の大原でのフグはヒラメとのリレーを1回だけで、
その1回も船中1匹の貧果(私だけ)だったので、必ずしも弟子がフグ釣りを苦手としているか定かでは有りません。)
出船もゆっくりなので、余裕かまして出発、フグは道具立ても楽で、かさ張らないから良いです。
食わせ仕掛けとは聞いていたのですが、そんな竿も無いので私のカットウ竿2本を車に放り込んで置きました。
がっ!寝坊です・・・余裕かまし過ぎ!まだまだ間に合う時間ですが、予定していた時間より2時間は遅れてしまいちょっとパニック。
しかし、安全運転は必須です。ナビの情報も渋滞を伝える物は無いので、ほぼ制限速度で間に合います。
ところが、船宿に着くと・・・いっぱい!沢山のお客さんであふれかえってます!弟子に受付を頼み、荷物を下ろして駐車場へ車を突っ込むと・・・
「フグはいっぱいで乗れません。」
へっ?だって今日カットウ竿しかないよ。どうしようかと、他の釣物を見ると、
’コマセしゃくり’たぶん穂先折れます笑、おまけにアジなんかの口の弱い魚を上げるのは至難の業かと・・・爆
’しゃくりマダイ’おっ!なんか惹かれます!ちょっと前から気になっていた’しゃくりマダイ’なんとなぁく竿もいける気がするし・・・
おかみさんにリールしゃくりである事を確認して、フグ竿で出来るかとテンヤ一式を買わなくてはいけない事を告げると、
若い船長が竿を確認しに来て暮れました、どうやら行けそうとの事で、初しゃくりマダイ決行です。
と、その前に、寝坊したので、食べる物を用意できてません。クーラーBOXの中はビールと酎ハイだけです笑。
弟子が若い船長さんにコンビニの場所を聞くとちょっと距離が有ります、車を取りに行くのも躊躇していた所、宿の自転車を貸してくれました、
沢山のお客さんで溢れ返っているにも関わらず、我々の様な一見のお客にも気配りをしてくれて、なんか凄く感じの良い船宿だと思いました。
この時点で僕の船宿ランキング上位に入りそうです笑

さて、問題のしゃくりマダイです。乗船して出港を待っていると、ちょっと強面の船長さんが来ました。
まぁ、やさしそうな船長さんなんてなかなかお目に掛かれないですから、デフォルトでしょう。
恐る恐る、今回が初めてなのでヨロシクお願いしますと伝えようとすると、
「フグ乗れなくてゴメンなさい、(しゃくりマダイ)初めてなんだよねぇ、道具教えるからちょっと待ってて」
と、船長さんから言ってきてくれて、かなり安心しました。その後、仕掛けの説明と餌付けを丁寧に教えて貰って。
これから勉強しようとしていた私には、大変ためになります。

で、実釣!うーん・・、こうやって釣るの?って感じで探り探りの釣りです。
キョロキョロ周りの人を見ながらで、全然自分の釣りになってません。
とにかく、船長さんの言った通りにしゃくり続けますが、当たりも無く(どんな風に当たるかもわからない)、ちょっと気を許しておにぎりをほおばっていると、
ゴンッ!って、右手に竿、左手におにぎり、全くの隙を衝かれました。あわてて合しては見たものの、なんの引き込みも有りません。
とにかくおにぎりを口に押し込んで、仕掛けを上げて見ると、エビさんどっか行っちゃいました。
うーんと唸っていると、弟子が「当たったんですか?」
「当たったかどうかは解らんが、ゴンッって来て、上げたらエビ無かった、お前エビさん何処行ったか知ってるか?」
弟子も仕掛けを上げて見ますが、弟子のエビさんはしっかりテンヤに抱きついています。
「師匠、やっちまったでしょう!あーぁ、やっちまったんだ♪」
弟子何気に楽しそうです、師匠の失敗を喜んでいる様子がありありと、以前、オニカサゴで私を抜いた時と同じ目をしてます。
それから、しばらく、ちょっと気合を入れ直していると、潮が変わったんでしょうか、いろんな当たりが出てきました。
コンコンとかクックッとか、一様合せては見ますが、エビさん中途半端にバラバラにされて戻って来ます、たぶん、餌取りなのでしょう。
弟子にも当たりが来てる様ですが、弟子も餌取りでしょう。一生懸命合わせていますけど 笑
船長さんが様子を見に来た時に、さっきの当たりってどうなんですか?と訊ねると、
「ゴンッって来て、餌どうなっていた?えっ?そうなん、んじゃタイだ、テンヤ吸い込んだんだよ。合わせられなかったんか?あー惜しかったなぁ、タイだよタイ」
タイをリフレインしてくれます。弟子後ろで声を殺して笑いこけてます 殺。
今回使った道具は中オモリ着けた豆テンヤですが、それなりの大きさの親針です。こいつを吸い込むって、キロはないと無理っぽいんじゃないでしょうか?
と、すると、弟子大喜びです、自分が釣れてない事は問題じゃなく、師匠がへた打った事がうれしくてしかたがない様です。
ゴマサバが生き腐れている時と同じ目をしてます。
結局、後ろの常連さんがバラシしたのと、船長さんが合わせられなかった以外は艫の人がシャークさん、もう一人がカサゴで終了しました。
港に着いて、道具を纏めていると、隣のフグ船の人が、こちらに向かって「フグ乗れなかった人はだれだぁ!」と叫んでいます。
船長さんが「今日申し訳なかったから、常連の魚分けてもらえるように頼んどいたんだ、良かったら持ってって」と
これは、かなりのサプライズです、20匹近いフグと白子を貰っちゃいました。
シャクリマダイを経験出来て、尚且つ頭書の獲物であったフグまでゲット出来て、かなり充実した1日になりました。
帰りに大好きな本牧の大将でラーメンを食べて(ちょっと味変わった)大満足の一日でした。
来週は、まるかつさん仕立てのソイです。


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